宅浪生
こうした疑問に答えます。
宅浪するかどうか迷っている人、宅浪をすでに決心している人はぜひ最後までお読みください。
宅浪の悩みは専門塾が解決
宅浪の成功率は5%~10%と言われています

政府機関が出している厳密なデータは存在しませんが、大学受験業界では「宅浪の成功率は10%ほど」と言われています。
私がこれまで多くの宅浪生と話をしてきた経験や、大手予備校勤務の友人、高校教員の友人の話を聞いても概ねこの通りです。
ここで、この記事を読んでいるあなたが気になるのは「それってどんだけ低いの?」ということだと思います。
なお、この記事では「当塾の生徒のこと」は除外して考えています。世間一般の宅浪生を対象に話をしています。
ではまず、大学受験生一般の合格率からみていきます
大学受験生全体の成功率も大差ない

これも厳密なデータがあるわけではありませんが、大学受験生の第一志望合格率は10%ほどと考えられています。
いろんな意見があるのは事実ですが、10%で大きく間違ってはないと思います。気になる人は一度ネットで調べてみてくださいね。
つまり、宅浪の成功率と大差がないということです。
一般に「宅浪は厳しいよ」と言われますが、そもそも大学受験が厳しいということです。
現実問題として「宅浪だからダメだった」という人は多くないと、多くの宅浪生の話を聞いてきて思っています。
大手予備校の○○コースですら…
私は数年ですが大手予備校、大手個別指導塾で働いていたことがあります。
ネット上でも「河合塾や駿台などの大手予備校でも、東大コース、早慶コースの合格率は10%くらい」という話がありますが、実際に働いていた経験上は妥当な数値だと思っています。
合格実績をかさましするくらいなので、こういう都合が悪いデータが公式で出てくることは絶対ありません
結局のところ、宅浪しても大手予備校で100万以上かけても「受かる人は受かるし、ダメな人はダメ」というのが真理だと思います。あたりまえですが。
宅浪は不利ではない
あくまでデータ上の話ですが、宅浪は世間が言うほど不利ではないです。
正確に話をすれば「宅浪には宅浪なりの落とし穴があり、塾や予備校に通う人にも違う落とし穴がある」ということです。
そしてその「宅浪なりの落とし穴」を宅浪専門の当塾はたくさん見てきました。
そこでここからは、失敗しやすい宅浪生の特徴を解説していきます。
あくまで傾向の話です。「これに当てはまったら合格できない!」ではないのでご注意ください
失敗しやすい宅浪生の特徴 四天王

冒頭でもまとめているように、結論は以下の4つです。
- 感情の波が激しい
- 計画を立ててはすぐ挫折している
- 勉強しない言い訳の天才
- 志望校を決めずに勉強している
それぞれ解説していきます。
感情の波が激しい
※感情の波が激しい人を否定する意図はありません。大学受験という限定的な場面では苦戦することが多いという話です。
感情の波が激しい浪人生が大学受験で苦戦する理由は2つです。
①安定感に欠けるから
感情の波が激しいと、1年間安定して勉強を続けることが難しいです。
感情の波が激しいと、勉強がうまく進まない「沈み期」の回数が多くなる分、成績が伸びにくくなります。
もちろんメンタルが強い人でも一定の波があります。
問題は波があることではなく、それが激しく変化することにあります。
②直前期に失速しやすい
感情の波が激しいと、プレッシャーが大きい直前期で失速する可能性が高いです。
メンタルが強くても、直前期は不安や焦りで勉強が止まることがあります。
特に感情の波が激しい人は「直前期に全く手が動かない」というケースが多々あります
直前期に粘れない人は合格できません。
直前期こそ、自分の気持ちをコントロールする強さを持つことが求められます。
計画を立ててはすぐに挫折する
「計画を立てては挫折する」を何度も繰り返してしまうのも、うまく成績を伸ばせない浪人生の特徴です。
「計画する→失敗する」を繰り返すうちに、やる気の回路が死んでいきます
完璧主義の人にこの傾向が強いので、最初のうちは「絶対に達成できる!」という計画を作り、確実に達成していくことを推奨します。
一度「決意を新たにする→計画を立てる→失敗する」のスパイラルに陥ると自力で抜け出すのは大変です。
早めに対処するか、信頼できる人や塾に相談するのが賢明です。
勉強しない言い訳の天才
「勉強しない理由」を見つけるのが上手な人は合格できません。
・今日は疲れてるし、たまには休みも必要
・ゴールデンウイークだし一日くらい休んでもいいか
・寝坊したから今日は諦めて明日から頑張ろう
浪人生の場合は「勉強をするのかしないのか」の選択権が自分にあります。
そのため勉強しない理由を考えるのが上手になっていくと、本当に勉強が進まなくなります。
こうした傾向は完璧主義の人に多く、「完璧に進まなそう…」と思った時点で言い訳を考えだします。
大事なのは「その場その瞬間で出来る最大限を尽くすこと」です。
志望校を決めずに勉強する
志望校を決めないと「とりあえず教科書や参考書を1ページ目から進めていく」という勉強になります。
しかし、そのような勉強はほぼ確実に「途中でパンクして、勉強を嫌いになる」という悲劇を迎えます
こうした失敗を防ぐためには、志望校を決めて極力早く過去問を見て「これが重要だ」という重点分野を定めておくことが大切になります。
必ず優先順位をつけて勉強を進めていきましょう。
結局は「やるかやらないか」
ありきたりな結論ですみません。
しかし「宅浪だからダメ」とか「予備校なら伸びる」とか、大学受験はそんな単純な話ではありません。
結局はやるべきことをちゃんと実行できるかです。
当塾の場合は、やるべきことを塾長の私と一緒に決めて、ちゃんと実行できたことをテストで徹底確認します。
こうしたシンプルな作業の積み重ねの先に、合格が待っています。
宅浪のメリット

ここでは宅浪のメリットを3つに厳選して解説します。
①費用が圧倒的に安い
予備校や塾に通うとなると、入学金や授業料などがかかります。ざっくり(私立3科目受験で)年間100万ほどの費用がかかります。
その点、宅浪でかかる費用は「参考書や問題集、模試の費用」くらいで年間10万円~20万円ほどです。
詳しく解説している記事がありますので、気になる方はご覧ください。
宅浪生活にかかる費用を宅浪専門塾が解説!【生徒の実体験あり】
②自分の理解度に合わせて学習できる
これ、めっちゃくちゃ重要です。
本来であれば、学習というのは「自分が理解しやすいことは早く進め、理解しにくいところはゆっくり進める」べきです。
しかし予備校を利用する場合は、決められたカリキュラムに沿って進むので個々の理解度は考慮されません(集団授業なので当たり前ですが)
また、得意科目や苦手科目、時間をかけたい科目があるなら宅浪のほうが柔軟に時間配分を変えられます。
③他人との無用な比較を避けられる
これも大事な話です。
「予備校だとライバルがたくさんいるからやる気が出る」という事実は認めますが、良いことばかりではありません。
過去にも「予備校はモチベーションが上がりやすい反面、他人と自分を比較してしまうので病みました」という生徒がいました。
好みの問題でもありますが「自分と他人を比べて病みそう」という人は宅浪がおすすめです。逆に「周りの人と自分を比べてやっていきたい」という人には予備校や塾がおすすめです。
宅浪のデメリット
宅浪というと「やめとけ」という声が周りからよく聞かれます。
宅浪にはどのようなデメリットがあるのか、こちらも3つに厳選して解説します。
①メンタルが不安定になりやすい
宅浪に限った話ではないですが、成績が伸びないことや合否のプレッシャーからメンタル的に病む受験生が多いです。
特に宅浪の場合は一人で勉強を進めるので、孤独感も相まってメンタルが不安定になりやすいです
そのためメンタルが不安定になることを前提に、日々の生活習慣を確立することが重要です。
②相談できる人がいない
宅浪では、受験に関する情報を全て自分で集めなければなりません。
予備校だと大学の入試情報や出題傾向の情報を得やすいですが、宅浪生はその情報を自分で収集する必要があります。
そのため、情報の収集にかかる労力や、本当にほしい情報が手に入らない可能性があります。
最近は「60分の単発相談」などのサービスもありますので、受験戦略を決める際に利用すると助けになります。
③モチベーション維持に努力が必要
「予備校にいけばモチベーションが上がる」という話ではないですが、宅浪の場合は一度落ち始めると取り返すのが大変です。
モチベーションを失ってしまうと、自由な生活スタイルの中で簡単に生活リズムが乱れ、勉強がおろそかになっていきます。
宅浪成功の秘訣

宅浪することを決めた人、すでに決まっている人へのアドバイスです。
開校から7年間、本当にたくさんの宅浪生を見てきました。その中で抽出した「宅浪成功の秘訣」を3つに厳選して解説します。
①「わかったつもり」をゼロにする

偏差値が伸びない受験生の99%は「わかったつもり」で勉強しているのが原因です。
・「わかったつもり」だから模試や本番で結果が出ない
・「わかったつもり」だから応用問題がまったく解けない
・「わかったつもり」だから細かいミスが出る
そのため「偏差値が伸びる受験生」になるために必要なことは1つ。
「わかったつもり」を極限まで排除して勉強を進めること
本当にこれだけで驚くほど成績が伸びていきます。
そのうえで大事になるのは「わかったの基準」を適切に設定することです。
①教科書を読んで分かったと言う人
②教科書を読んで例題を解いて分かったと言う人
③教科書を読んで例題を解き、応用まで解いて初めて分かったと言う人
こうした「わかったの基準」の違いは、テストの結果に大きく反映されます。
そして具体的な「合格する人のわかったの基準」は以下の通り。

①聞かれたら即答で答えられる
②正解の理由を聞かれたら説明できる
①の解説
①の具体例としては、英単語の勉強で「この単語の意味は?」と聞かれて「うーん」と悩まずに即答できるかどうかです。
緊張感のある本番では、普段の状態で即答できる知識以外は使い物になりません
正解できるだけではダメです。
普段から「即答できなければ×」という基準でやっていきましょう。
②の解説
4択問題で「なぜこれが正解になるのか」と「なぜ他のはダメなのか」を正しく説明できるか
英語なら「現在形、現在進行形、現在完了形の違い」を正しく説明できるか
数学や理科なら「なぜこの答えになるのか、どういう方針で解けば答えにたどり着くのか」を正しく説明できるか
こうした質問に対して、正しい理由を答えられれば「完全にわかっている」と言えます。
入試本番で応用問題に対応するには、理由を聞かれたら全部答えられるくらいの知識をつけなければいけません。
この基準で勉強するのは少し大変ですが、難関校を目指す人は特に重要です。
最初のうちは時間がかかりますが、1問ずつ「これが正解になるのは~」と自問自答することで定着度が劇的に高くなります。
②まずは「質より量」と考える

塾の仕事をしていると「勉強は量ですか?質ですか?」と毎日のように聞かれます。
たくさんの生徒を指導してきた結果、当塾は以下の結論を出しました。
・あくまで「量があってこその、質」である
・いきなり質を高めるのは難しいので、まずは量を増やすべき
体感値としては、成績が伸びない受験生の80%が「単純に勉強量が足りていない」が原因です。
当塾の結論を裏付ける根拠として「量質転化の法則」があります。
量質転化の法則とは
・量的な変化が質的な変化をもたらし、また質的な変化が量的な変化をもたらすこと
(三浦つとむ著「弁証法はどういう科学か」より引用)
簡単に言えば「量をこなすにつれて、質が上がっていく」という法則であり、逆もしかりです。
具体例として、プロ野球選手を考えてみます。
プロ野球選手は、生まれた瞬間から野球が上手だったわけではありません。
最初は素振りやキャッチボールといった基本動作を毎日繰り返すことで、徐々に難易度の高い練習に挑戦していきます(量→質)
また野球がうまくなるにつれて、最初はきつかった練習量も余裕をもってこなせるようになります(質→量)
これが量質転化です。
これを勉強に当てはめて考えてみると、まずは勉強時間を増やして基礎の反復回数を増やすことを目標にすべきです。
そして勉強時間と反復回数が増える中で、徐々に勉強の質が高まっていきます。
③勉強が楽しくなる工夫をする

有名なことわざに「好きこそものの上手なれ」があります。
これは勉強にも当てはまります。
・勉強をやりたくてやっているAくん
・勉強をつらいと思いつつ、自分を奮い立たせて頑張るBくん
・勉強が嫌いだけど大学進学のために義務感でやっているCくん
一番伸びるのはもちろんAくんです。
「勉強がたのしい!」とは言わないまでも、勉強する「自分なりの理由」をもっている人はめちゃくちゃ強いです。
・勉強が楽しいから
・大学で海外留学したいから
・東京にいってオシャレな生活をしたいから
・良い大学に入ってモテたいから
理由に良いも悪いもありません。理由があるかどうかが問題です。
また、勉強がつまらなくなる原因は「目に見える成長を感じにくいから」です。
特に5月頃までの「基礎の勉強」は成長を感じにくいです。
・ひたすら英単語を覚える
・ひたすら素振り
・ひたすら指使いの練習(ピアノ)
こうした基礎練習は「伸びている感じ」を得にくく、つまらないと挫折する人が多いです。
逆に言えば、ここをスムーズに乗り越えられれば合格にかなり近づきます。
勉強を楽しくする工夫

勉強を楽しくする工夫は、習慣化の話と密接にかかわってきます。
なぜなら、習慣化する際の一番のコツが「楽しくすること」だからです。
勉強や新しい習慣を楽しくするコツは大きく2つあります。
①努力を可視化する
②ごほうびを用意する
「成長を感じられない基礎練習」を楽しくするには、その成果を可視化することが重要です。
※掃除も「こんなにゴミが取れた!」と感じられると楽しいですよね。
たとえば、以下のような方法で自分の頑張りを可視化できます。
・タスクを実行できた日は、スケジュール帳にシールを貼る
→シールで埋まると達成感アップ
・1時間勉強したら原稿用紙を1マス塗りつぶす
→カラフルに努力を可視化
・反復したい基礎事項をTo Doリストに書く
⇒達成できたら思いっきり黒塗りする(爽快感!)
また、達成できた時に自分にご褒美をあげるのも有効です。
ただしご褒美の頻度が高すぎると、ご褒美慣れして効果が落ちます。目安としては週1回くらいにしましょう。
まとめ

ここまで宅浪の成功率から、メリット・デメリットまで解説しました。
ここまでの情報を参考にしつつ、本当に大事なのは「自分はどうすべきか」です。
言うまでもなく、勉強で成績を伸ばす方法は一人一人違います。なぜなら、現状の学力や得意不得意、志望校が違うからです。
スタートとゴールが異なれば、当然日々やるべきことも変わってきます。
「自分は何をやるべきか」を考えることが受験勉強の第一歩です。
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