こんにちは、塾長の山本です。
学習塾は「悩みを解決するところ」なので、日夜さまざまな悩みをもつ受験生と向き合っています。
今回は数ある悩みの中でも「やる気はあるのに頑張れない」について、悩む人の特徴を整理しながら話を進めたいと思います。
先ほど「さまざまな悩みをもつ受験生」と書きましたが、実は悩みの種類は限定的です。その中でもかなり根深い悩みが「やる気はあるのに頑張れない」です
この話は非常に重要なテーマだと思っています。
- 変わりたいのに変われない
- 頑張りたいのに続かない
- やる気はあるはずなのに
正直に白状すると、こういう悩みを持つ人の全員を救えてきた訳ではありません。
むしろ、「他人を変えることはできないのか…」と無力さを感じることの方がはるかに多かったように思います。
そうしたことからも、今回の記事は「これを読めば解決するよ」という内容というより、「自己分析するための参考情報」と捉えてもらえたらと思います。
やる気があるのに勉強が続かない人は、必ず最後までお読みください。
受験の悩みを相談
そもそも「やる気があるから」挫折する
書き間違いではありません。意味不明かもしれませんが、実は「やる気があるから」勉強に挫折します。
「やらなきゃいけない、がんばりたい、変わりたい」
という気持ちが強いゆえに、上手くいかなかったときの反動が大きく、やる気があるので
「こんなんじゃダメだ、また明日から頑張ろう」→「また上手くいかなかった…」
と、決意を新たにしては失敗し、その過程の中で「どうせ次もダメなんだろう」と心がくじける
つまり、挫折のスタートは「やる気があること」です。
そもそも、やる気がない人に挫折はありません。
やる気があるからこそ、自分を責めて、最終的にメンタルを病み、勉強どころではなくなってしまう生徒を何人も見てきました。
だからこそ、まずは「今の挫折は、やる気があるからこそ生じているもので、恥じることではない」という認識が大事です
では前提の話はここまでにして、やる気があるのに勉強できない人の5つの特徴の話を進めます。
特徴① やたらに理想が高い
「やる気がある人」は、完璧主義または理想が高い傾向にあります。
毎日10時間勉強したい
毎朝早起きをして、1日を完璧に過ごしたい
一度勉強したことは間違えたくない
模試は常にいい点数、良い判定じゃないといけない
- 過去問で合格点に到達しなければ受けたくない
こうした傾向は非常に厄介で、私は「高い理想さえ捨てれば、上手くいくのに…」という方を何人も見て、アドバイスしてきました。
もちろん目標が高いことは大事なのですが、理想と現実の差に過剰反応し、自己否定が止まらなくなると負のスパイラルに陥ります。
理想通りにいかない → 自分を責める → モチベーションが下がる → 決意を新たにしてもまたできない → さらに自己否定……
こうなると、勉強はいつか止まります。
その一方で「やらなきゃいけない」という呪縛からは逃れられないので、毎日生きるだけでも苦痛を感じるようになります。
完璧主義について深く話しました。非常に重要な話だからです。
特徴② 逃げ癖があり、自己正当化が上手い
「やる気があるのに勉強できない」タイプの中には、逃げ癖がついている人も多いです。
ここでいう逃げ癖とは、「勉強しない理由」を作り上げ、その理由がそれっぽいので「今日はやらなくてもいい」と一定の納得感をもって逃げてしまうことです。
「今月までは遊んで、来月から頑張る」
「少し寝不足だから、今日やっても効率が悪い」
「ストレスを溜めるのは良くないから、今日はやめておこう」
このように「やらない理由」を、それなりに説得力のある内容で作り上げます。
言うまでもなく、これは「勉強したくない」という自分を正当化するための後付け理由でしかありません。
もちろん勉強したくない時は誰にでもあります
しかし、毎回その状況を正当化していくと、勉強の実力はないのに、口先だけ一丁前な人間になっていきます
こうなってしまうと、塾や予備校に通ってもなかなか上手く行きません。
特徴③ 未来よりも目の前の快楽に流される
受験勉強は「自分の未来のための行動」です。
勉強は「いまこの瞬間の自分」にメリットがありません。多くの人にとっては「辛いこと」だからです。短期的には、勉強はデメリットです。
だからこそ「一年後の未来に向けて頑張りたい気持ちはあるけど、目先の快楽に負ける」という人がたくさんいます。
勉強しないといけないのに
SNSをちょっと見たら止まらなくなった
YouTubeを1本だけと思ったら1時間経っていた
- ゲームを辞められず、アンインストールしては再インストールを繰り返す
勉強する必要性を理解しているので、猛烈に後悔し、自己嫌悪でさらにやる気がなくなる。
正直、未来のことより目先の快楽に負けるのは人間として自然なことではあります。これを恥じる必要はないですが、解決すべき課題ではあります。
こういう状況になると「意志の力」では解決不可能なので、環境を変える必要があります。
特徴④ きっかけを待っている
やる気があるのに勉強が進まない人の中には「きっかけ(タイミング)待ち」の人がいます。
自分が変われないのはきっかけが無いだけ、もしくはタイミングが合わないだけ、という思考パターンです
具体的な言動としては
「来週(来月)からは本気出します」
「オープンキャンパスに参加して気合入れてきます」
「何かきっかけを掴めば勉強が進むはずなんですが…」
こういう人も、きっかけやタイミングを探すだけで1年が終わります。
というのも、多くの場合にこういう思考は「現実逃避しているだけ」だからです
「しかるべきタイミングが来たらやる」ということにして、今やらない”ことへの罪悪感を薄めているだけです。
きっかけ待ちの姿勢から、「今できることは何か?」に焦点を当てられるよう意識改革が必要です。
特徴⑤ 行動する前に調べ始める
スポーツの世界では「形から入る人」が嘲笑の対象になることが多々あります。初心者なのに上等な道具を使っているなどです。
この賛否はさておき、勉強にも似たような話があります。
大学受験においては「ノウハウコレクター(ノウハウだけやたら詳しい人)」になっているような人です。やたら勉強法や参考書には詳しいのに、実力がまるでついてない人たちです。
毎日私のもとには生徒以外からも質問や相談が送られてくるのですが、そのほとんどが「まだ勉強を始めていないのですが、どういう教材、どういう勉強法がおすすめですか?」というものです。
言うまでもなく、スタートすらしていない人にできるアドバイスはありません。あったとしても「一般論」であり、あまり意味のある話にはなりません。
こういう質問をしてくる人、勉強を始める前から色々調べるタイプの人、勉強計画を立ててから動き出すような人は「損したくない、無駄なことをしたくない」という思考が強すぎです。
実は「参考書や勉強法を調べている時間」も相当に無駄なのですが、調べている間はなんとなくワクワクするので平気で一日、一週間を費やしてしまう
そして「準備・調査」に力を入れすぎて、肝心の「実際に手を動かす」フェーズが延々に始まらない
こういう人はいつまで経っても勉強が始まらず、想像できる範囲での薄っぺらい悩みしか出てこないのが特徴です。
私は受験生の悩みを聞けば、その人がどれだけ取り組んできたのか分かります。
大事なのは「まずは勉強する、その中で悩みが出てきたら調べる」という順序で進めていくことで、これが状況を逆転する方法になります。
今回の内容を自分事として考える
冒頭にある通り、今回は「悩みを解決する記事」ではありませんでした。
私の経験も含め、やる気があっても勉強が進まない人の特徴を整理しただけの記事です。
しかし、どの分野の研究においても「観察・事例研究」が解決の第一歩です。
ぜひ今回の記事を「自分事」として捉え、これから合格に向けたいい日々を過ごす材料にしてください
では、今回の記事はここまでです。
久しぶりの長文になりましたが、最後までありがとうございました。
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