こんにちは、塾長の山本です。
今回は一般的に推奨されない「家での勉強(宅浪)」にも関わらず、当塾の生徒が第一志望に合格できている理由を一からご説明します。
もっというと、私が「【家で勉強+オンラインサポート】こそが第一志望合格を実現する最も優れた方法だ」と考える理由をキッチリとご説明します
長い話になりますが、私のこれまでの研究とそれに基づいて形成された価値観をお読みいただければ嬉しいです。今のあなたの状況を好転させるヒントにもなると思います。
勉強の悩みを相談
勉強で一番重要なのは「反復回数の最大化」

このブログの中で何度か話してきたことですが、私は高校生の頃から「なぜ同じ授業を受けているにも関わらず、クラスメイトの学力にこんな差があるのか」と疑問に思っていました。
大学生になって塾のアルバイトをしていた時も「同じ問題集(例えば青チャート)を同じペースで進めているのに、生徒によって学力差が大きすぎる」と不思議に思い、それ以降は「学力差は何によって生まれるのか」をずっと考えてきました。

そのように考えながらたくさんの生徒を見てきて、私自身も身を削って東大受験をするなどしてきた中で、「これなんじゃないか」という仮説が生まれました。それが以下です。
学力に差が出るのは
①正しい基準をもっているか
②反復(復習)回数が十分か
によって決まる
①の「正しい基準を持っているか」に関しては、もう何度もブログで解説してきたので今回はさすがに割愛させてください。詳しくは、以下の記事に書いてあります。
そして、②の「反復(復習)回数が十分か」に関しては文字通りそのままで、「勉強する⇒頑張って思い出す」というプロセスを何度繰り返したかが大事になります。

古くはエビングハウスという人が発見している、いわば当たり前の話です。1回やった人より、10回やった人の方がいいに決まっている。
特に近年の脳科学では「テストを通じて、想起した(=思い出そうとした)回数」が定着度を高めるうえで重要だと考えられています。
つまり、教科書を何回も読むくらいなら、軽く読んでテストを何度もした方がいいということです。

こうした最新研究を踏まえると、ごく自然に導ける結論として
①授業を受けたり、教科書を読むようなインプットの時間を極力「減らし」
②何度もテストを受けるなど、知識を頭からひねり出す反復回数を極力「増やす」
が学力向上の大きなカギになります。
インプットの時間を減らす方法
では、インプットの時間を最小化する方法についてです。
結論としては、授業を聞くのではなく、参考書(テキスト)と問題集を使った自習スタイルが最も優れたインプット方法になります。
もちろん個人差はありますが、学校や塾、予備校での授業よりも、自習スタイルに軍配が上がります。
ここでは「授業と自習」を対比しながら、参考書を使った自習スタイルの利点を整理していきます。
授業は学習定着率が低い
アメリカ国立訓練研究所は以下の研究結果を明らかにしています。

講義や授業の学習定着度は5%しかないことがわかります。統計的に導かれた結論ですので、例えば「質のいい授業ならもっと定着度が高い!」という反論は一般に成立しません。
つまり、どれだけ素晴らしい授業を受けたとしても、結局は独学で何度も復習する必要があります。
そうだとしたら、1回60分~90分の授業を聞くよりも、テキストでササっと確認する方が時間効率が高くなります。

授業は理解度に応じたペース調整ができない
当たり前のことですが、勉強は「自分が理解しやすいところは早く、理解しにくいところはゆっくり進めるべき」です。
もっと言えば「すでに知っていることは飛ばすべき」です。
しかし授業では「すでにわかっている説明を聞く」もしくは「理解しずらくゆっくり学びたい単元なのに、いつも通りのペースで進んでいく」という非効率な時間が生まれやすいです。
その一方で、自習スタイルの場合は「自分の理解度に合わせたペース」で勉強を進められます。
理解度で学習スピードを調整できることは当然ですが、参考書には複数の選択肢がありレベルにあわせた選択が可能です。学校や予備校の先生は、仮に自分に合わなくても変えられません。
まとめると、自習スタイルの方が「自分が理解しやすいところは早く、理解しにくいところはゆっくり進めるべき」という当たり前の原則の下で勉強できるということです。
授業で教わることは参考書に書いてある
学校でも塾でも、黒板に書かれたことをノートやプリントに書き込むスタイルが一般的です。
ここで疑問に思ってほしいのは、60分かけて書いたノートの内容は「1500円で買える参考書に全部書いてあることじゃないか(しかも、もっとキレイに、整理された状態で)」ということです。
実のところ、みなさんが一年間かけて作ったノートの内容は、実は1500円で買える参考書にすべて書いてあります
私は高校生の時に「一年かけて参考書の劣化版(私はノートがグチャグチャ派)を作るくらいなら、参考書を買って何度も読んだ方がいいんじゃないの?」と思い、その日からノートを捨てました。
何が言いたいかというと、結局必要なことは参考書にすべて書いてあります。授業でしか知ることができない秘伝など、今の高度に情報化された世の中にはありません。
事実、私は参考書のみで慶應にも東大にも合格しました。情報戦と言われる東大受験でも、市販の教材で十分です。
長くなったので小まとめ

以上の理由をもって、私は学力を上げる原理原則である「インプットの時間を最小化する」において、自習スタイルが圧倒的に優れていると考えています。
結局のところ、学力を上げる上では後述する「思い出そうとする回数(反復回数)の最大化」が重要でして、わざわざ重要度の低い「インプット」を時間のかかる授業で行う必要がないということでした。
「家で勉強」で反復回数を最大化する

では勉強で最も重要な「思い出そうとする回数(以降、反復回数とする)の最大化」についてです。
大前提として、塾や予備校では「春にインプット、秋以降で問題演習」という形式をとることが多いのですが、これは原則と照らして考えると「のんき」過ぎます。
そもそも、インプットとアウトプットはワンセットでして、インプットはアウトプットのためであり、アウトプットはインプットのためになります。
カタカナ連発でわかりにくいと思うので、一言でいえば「覚える(インプット)のために、反復(アウトプット)を何度もする必要がある」という話です。
春はインプット、秋はアウトプットと分けている時点で勉強が何たるかをわかってない?
ということで本筋に戻りますと、勉強では反復する回数が重要です。

まず単純に「イチイチ移動しなくていい、家という環境」が学習時間を最大化できます。最近では「自習室を確保するために、塾のオープン1時間前に行く」という話を聞きますが、これでは時間がもったいない。
学校や塾の方が集中できるという意見も理解できますが、仮に予備校に通っていても「家でも勉強できること」は合格の必要条件です。多少体調が悪くても家ではできますし、お盆や年末年始も家で勉強する必要があります。
大学受験が一年近くに渡るものだと考えれば、家で勉強する(できる)のが反復回数を最大化して学力を上げるために必要です。
長くなったので小まとめ②
結論です。
インプット時間を最小化し、アウトプット(反復回数)を最大化するベストな方法は、これまで説明してきた理由によって「自習スタイル」です。
近年の脳科学の知見を踏まえても、概ね間違えのない結論です。

しかし、「じゃ、あとは家で各自頑張って!合格できるよ!」という訳にはいかないです。
「家で勉強」の難しさは4つもある

この世の中は非常にバランスが取れているもので、「絶対的に良いもの」はありません。
ここまで熱弁してきた「自習スタイル」にも難しさがあります。大きく話しても4つほどあり、この難しさがあるからこそ、私たちの「オンラインサポート」の意義があります。
先に、家で勉強する場合の難しさを列挙します。
①教材選定が難しい
②勉強のやり方がわからない
③自分の定着度がわからない
④モチベーションが保ちづらい
イメージとしては、
・よし、参考書学習が良いのはわかった!本屋さんに行って参考書を買おう!
⇒え、参考書ってこんなにあるの…どれが今の自分に合ってるの…(①教材選定が難しい)
・よし、良い参考書を変えたぞ!家に帰って勉強だ!
⇒とりあえず自己流でやってみたけど、これで大丈夫なの…(②勉強のやり方がわからない)
・よし、正しい勉強法で青チャート1周したぞ!
⇒ところで、どれくらい理解して、定着できているんだろう…(③自分の定着度がわからない)
・勉強始めた頃は意気揚々とやってたけど、最近どんどんやる気がなくなってきた…
⇒これは言わずもがな。ま、塾や予備校に通っててもモチベーションの問題はありますが…(④モチベーションが保ちづらい)
と、このような難しさを家で勉強する場合に感じることになります。私は慶應(←一橋に落ちて進学)も東大も「家で勉強」だったので、痛いほどよくわかります。

そこで、(大学受験に関しては)みなさんより少し経験の多い私が、みなさんのサポートをしているのが当塾です。
塾の宣伝みたいになるとキモイので詳しい説明はここでは割愛します。
とにかく、私は「家で勉強するのが最高。さらに、家で勉強する中で生じる問題もサポートしてもらえたらもっと最高!」と思っています。
ここまでの説明が、「家での勉強(宅浪)」にも関わらず当塾の生徒が第一志望に合格できている理由です。そして、私が「家で勉強+オンラインサポートこそ最強」と考える理由でした。

ということで、恐ろしいほど長文になりましたが今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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