志望校を決める必要はあるのか?決め方は?

こんにちは、塾長の山本です。

今回は受験勉強を始めるタイミングで必ず読んでおいて欲しい「志望校を決める際の心得」をまとめました。

志望校決めについては、この記事だけを読んでもらえれば大丈夫です。

当塾の塾生の場合は、この記事の内容を前提に授業を進めていくので必ず読んでおいてください。

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①志望校を決める意味

志望校を決めずに勉強を開始する人が一定数います。

高校1、2年ならまだしも、志望校を決めずに勉強するのは愚の骨頂です。

というよりも、「志望校を決めずに受験勉強を開始することは不可能」と僕は断言します

大学入試では大学・学部によって問題傾向(何が出るのか)、問題形式(どう問われるのか)が大きく異なります。

つまり「どの大学を目指すか」によって「何を勉強するか」が変わってくるということです。

これは旅行に例えて考えることができます。

いま東京にいるとします。これから行きたい場所が「神奈川」「名古屋」「沖縄」で移動手段が変わりますよね?(在来線、新幹線、飛行機)

行きたい大学が「東大」「早稲田」「慶應」ではそこまでの経路(勉強)が変わります。

この話を信じられないのなら、ぜひそれぞれの過去問を見てみてくださいね。

②志望校を決めない人の末路

志望校を決める重要性をわかっても「それでも志望校を決められないんですよね~」という人がいるかもしれません。

たしかに社会経験がほとんどなく、勉強と部活(とバイト)という人生経験しかない若者に志望校選択を迫る日本のシステムは悪いです。

僕も例にもれず、あまりに薄い人生だったので志望校はなかなか決まりませんでした

しかし、です。志望校が決まっていないと受験勉強は厳しい道になります。

志望校が決まっていない

 

→何を優先して勉強すればいいか決まらない

 

→だから教科書、参考書の1ページ目から満遍なく勉強するしかない

 

→(凡人の僕らに)1ページ目から満遍なく覚えられるわけがない

 

→だんだん勉強が苦痛になり、成績も出ず、夏頃に挫折する

この話は、決して「風が吹けば桶屋が儲かる」的な話ではありません。

志望校を決めないと、教科書や参考書の3分の1あたりで間違いなく挫折します。

 

以上の理由により、志望校を決めることは受験勉強を進める上で非常に重要です。

しかし、ただ単に決めれば良いという話ではありません。

③必ず自分の興味・関心で決める

志望校を決める上で一番大事なのは「自分の興味や関心、夢や憧れに基づいた志望校決定をすること」です。

よくありがちな「偏差値が高い大学に行きたい!」とか「親や学校の先生の意見で志望校を決める」のは極力避けておいた方がよいです

 

※「志望校が決まっていない」よりは「偏差値が高いから早稲田に行きたい」の方がマシではあります。が、望ましい決め方とは言えません

前提として大学受験は長期戦です。長期戦で一番大事なのは「いかに勉強を継続するか」です。

そして、継続するために一番重要なのは内から湧き出るモチベーションです。

これまでたくさんの受験生、宅浪生を見てきましたが、モチベーションの問題で悩む人は非常に多いです

 

言い換えると、モチベーションの問題さえクリアすることができれば、ライバルに大きく差をつけられるということです

「自分はモチベーションで悩むわけない!やる気あるもん!」という人でも長い受験生活の中で徐々にモチベーションが消えていきます。

そうした沈み期に、自分を支えてくれるのが「自分の興味・関心に基づいた志望校への合格という目標」です。

④志望校決めで大事なこと

僕はこれまで「志望校がない、決まらない」という受験生とたくさん会話をしてきました。

その中で気が付いたことがあります。

それは志望校が決まらない人は「決断力」ではなく「情報」が足りないということです

「志望校がない」という受験生に僕が質問したり、情報を与えてあげたりすると、すんなり志望校が決まるケースが多々あります。

「考えても志望校が決まらない」という人は、決めるための行動をしていないことがほとんどです。

頭で考えることも大事ですが、行動することはそれ以上に大切です。

志望校を決めるために試すべきこと

志望校が決まらない人には以下の取り組みをおすすめします。

・これまで自分が取り組んだ中で楽しかったことを思い出す

 

・なんとなく憧れているもの、好きなものを書き出してみる

 

・この世にどんな「学部・学科」があるのか調べてみる。意外にオモロイ学部・学科が存在

しています

 

・なんとなく興味がある大学、憧れている大学、聞いたことがある大学についてネットで調べてみる

 

・大学図鑑(大学図鑑! 2023 有名大学82校のすべてがわかる!)を読んで見る。この本は結構面白いです。

 

・(奥の手)塾長の山本に相談してみる

以下、完全に余談です。不快に思う人がいるかもしれないので、読まなくてもいいです。

本当は○○に興味がある(○○大学で研究したい)けど、自分には無理だから…」と宣(のたま)う方がいます。

 

失礼を承知で言えば(特段事情がある場合を除き)正直ダサいと思います。

 

この手の話をする人は、単純に失敗が怖いだけの臆病者か、失敗した時の周りの反応を恐れる自意識過剰人間です。でも、安心してください。あなたの失敗に誰も興味を持ちません。

 

大学受験は、多くの人にとって「自分の思いを100%貫徹できる最後の機会」になりえます。社会に出たり、家族を持ったりすれば自分の思うままに何かを突き詰めることはできません。大学受験くらい、自分のやりたいように全力でやってみてほしいです。

⑤併願校をどう決めるべきか

「併願校決め」は、世の中の学校、塾、予備校が最もテキトウに指導している領域です。

「第一志望よりも偏差値が低いところでいいんじゃない?」という極めて雑な基準で、12月くらいになって初めて生徒のみなさんにアドバイスをします

そこでここからは「併願校を決める上での方針」と「併願校を決める時期」について話を進めます。

併願校決めの方針

ポイント①第一志望の傾向を把握する

「併願校の話なのに第一志望の話がどう関係あるの?」と思った人がいるかもしれません。

大前提として、みなさんはあくまで第一志望を目指して勉強しています。

そのため「第一志望の合格に直結しない【併願校用の勉強】をする」のを極力避けることが重要になります。

英語を例にすると「第一志望では長文しか出ない」のに「併願校では英作文、文法問題が出る」となると、第1志望の勉強時間を削って併願校対策をすることになります

よって理想的な併願校の選び方は「第一志望の勉強をしていく中で併願校の問題にも対応できる」ということになります。

そのためにまずは、第一志望の問題傾向をしっかり把握しなくてはいけません。

 

ポイント②偏差値ではなく形式を見て決める

第一志望の問題傾向を確認したら、偏差値を参考にしながら併願校を選定していきます。

偏差値は非常に分かりやすく有効な数字ですが、偏差値だけではその大学が自分に適した併願校かわかりません

 

実際のところ、偏差値に現れない「相性」が存在します。「慶應に受かったけど、日大に落ちた」という話は、そこまで珍しくないです

具体的には問題の形式(論述かマークか)、頻出分野が第一志望と近いかどうかを見て併願校を絞っていくのが有効です。

これはインターネットで調べることもできますが、おすすめは赤本です(過去の出題や傾向がまとまっている)

 

ポイント③実際に解いて最終決定する

「問題形式や問題傾向で併願校を絞ろう」という話をしました。ただ、そうは言っても実際に解いてみないとわからないのが実際のところです。

「パッと見、解けなそうと思ったけど、やったら意外とできた」とか「自分は明治大学の問題が合うと思っていたけど、実際には合う学部と合わない学部があった」というのは、やってみて初めてわかることです

その意味で(学習状況を見ながら)9月か10月から少しずつ併願校になりうる大学の過去問を解いていくことになります。

何年分解くかは時間との相談になりますが、1~2年分でも十分です。

⑥併願校を決める時期

話をわかりやすくするために、ここでは【第一志望+4校】の計5校を受験する想定で話をします。

なお「共通テスト利用」「総合選抜型入試(AO入試)」は除外します。普通に一般受験で5校受けるとします。

第一志望は決まっているので、残りの第2志望~第4志望は9月頃から検討し始めましょう

第一志望の過去問を9月から進めていくので、第一志望の傾向を見ながら併願校を考えられるタイミングが9月です。

おわりに

かなり長い記事になりましたが、以上が「志望校を決める際のポイント(総集編)」でした。

記事序盤で言及したように、志望校を決めることは合格に直結する超大事な話です。

ぜひ時間をとって志望校について考えてみてください。

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