宅浪生
こうした疑問に答えます。
今や一般入試で大学進学するのは半分ほどです。この流れの中で「推薦・総合型選抜(AO入試)」で合格する浪人生も増えています。
特に「総合型選抜」は全国規模でものすごい勢いで拡大しています。
現在、総合型入試を実施する大学は私大で91%、国立大で78%となっています。
なかでも慶應大学は(一般受験合格者数を減らして)総合型入試の定員を1.5倍に増やすなど、総合型選抜は難関大でも拡大しています。
宅浪の悩みは専門塾が解決
総合型選抜入試って何?

総合型選抜入試では、以下のような要素が評価基準とされています。
・基礎的な学力
・独自の視点や考え方
・コミュニケーション能力
あなたは勉強していて「ネットですぐ調べられるのに、知識を大量に暗記するのって意味ある?」と思ったことはありませんか?
実際、社会で活躍している人は必ずしも学力が高いわけではありません。
「ZOZOTOWN」を創立した前澤さんや、HIKAKINさんなど大物Youtuberが所属する「UUUM」の社長は大学を卒業していません
そういった社会構造の変化を受け、総合選抜入試では「学力だけでは計れない才能を持つ人を見つけ出すこと」を一つの目的にしています。
総合型選抜入試の具体的な流れ

ここからは総合型選抜入試の流れを説明していきます。
ただし、大学や学部によって必要書類や課されるテストが異なります。ここでは多くの大学に共通してみられる一般的な流れを解説していきます。
出願手続き
まずは受験する大学や学部、学科に応じて出願手続きを行います。
出願書類には、調査書や卒業証明書、志望理由書、推薦書が含まれることが一般的です。
注意点が必要なのは推薦書です。大学によっては2000字ほど要求されるケースがあるので、推薦書を第三者に依頼する際は時間的な余裕を持ってお願いしましょう。
書類選考
出願書類をもとに、受験生の学業成績や志望動機、適性を評価する書類選考が行われます。
実際にどのような実績をどのように評価するのかは、大学によって大きく変わります。
内申点が低くても合格する生徒もおり、何を重視して対策するかは、大学別に精査する必要があります。
試験・面接
書類選考を通過した受験生は、試験や面接を受けます。
試験では、一般的な学力試験、口頭試問、グループディスカッション、小論文や実技試験が行われることがあります。
もっとも多くみられるのは「小論文」と「面接」です
国公立では、共通テストの結果を必要とする場合も多いですが、東北大学のような難関大学でも共通テスト不要で受験出来ることがあります。
実技試験では、みなさんが受験する学部の特徴に沿った試験が実施されます。美術系ならデッサン、音楽系なら実演などです。
合格発表と入学手続き
試験や面接の結果をもとに、合格者が発表されます。
総合型選抜入試は9月~12月の間に行われることが一般的で、合格から入学するまでに時間があることから、入学前課題が出されることもあります。
試験の評価基準と対策方法

一般的に総合型選抜入試では何が評価されるのかを確認し、具体的な対策方法まで言及していきます。
学力試験
学力試験では、受験生の基礎的な学力が評価されます。
試験科目は、国語、数学、英語、理科、社会など、大学や学部、学科によって異なります
一般受験と同様に過去問を解くことが対策の中心になります。
オープンキャンパスで数年分のAO入試の過去問を閲覧できる場合が多いので、受験する大学のHPを必ず確認しましょう。
小論文
小論文では、受験生の論理的思考力や意見表明能力、文章構成力が評価されます。
与えられたテーマに沿って自分の意見や考えを整理し、短い文章で表現する力が求められます。
具体的な対策としては以下が挙げられます。
①文章構成力を高める
②正しい日本語(特に助詞)を使えるようにする
小論文というと「斬新な意見を書かないと!」と思う人がいますが、それは大きな誤解です。
そもそも1~2時間の試験で採点者を唸らせる文を書き上げることは(少なくとも高校生・浪人生には)ほぼ不可能です。
つまり、内容の魅力度では差がつきにくいと当塾は分析しています。
しかし、わかりやすい文章を書けるかどうかでは受験生ごとにかなり大きな差がつきます
「正しい日本語を書くだけ」と言われると「そんな簡単なことでいいの?」と感じるかもしれませんが、僕からすると正しい文章構成で書ける受験生は10%もいません。
面接
面接では、受験生のコミュニケーション能力や適性、学ぶ意欲が評価されます。
面接官との対話を通じて、受験生が自分の考えや経験を適切に表現できるかが重要です。
面接の対策として、当塾では徹底的に想定問答集を作ります
想定問答集を作りこむと「アドリブが効かなくなるんじゃない?」という意見もありますが、想定問答集を作っていく過程で自然と志望理由や将来の目標が定まっていきます。
そもそも総合型選抜入試の面接で聞かれることは限られています。
「今まで考えてこなかったから、面接の場で考えないといけない」という準備不足を「アドリブ」などという言葉で誤魔化してはいけません
実際に、当塾の生徒で「面接でアドリブが必要だった」という話をほどんど聞いたことがありません。
実技試験
音楽や美術、スポーツなど特定の分野において、受験生の実際の技能や才能を評価するために行われます。
該当する学部・学科を受験する場合に限り実施されます。
実技試験については専門的な対策を提供するのが難しく、当塾でも対策に限りがあります
必要に応じてその分野の専門家から指導を受けることが効果的です。
グループ・ディスカッション
グループディスカッションは、個々の受験生のコミュニケーション能力、問題解決能力、チームワーク、主張の明確さなどを評価するための試験方法です。
複数人でのディスカッション形式で、通常4~6人のグループでディスカッションが行われます。
対策としては、主に2つのこと意識してもらいたいと思います。
①議論のテーマに関連する知識や情報をあらかじめ収集し、自分の意見を明確にしておく
②小論文の勉強を通して、他人に自分の意見を分かりやすく伝える訓練をしておく
余裕があれば「模擬グループディスカッション」をするのが良いですが、まずは上記2点を進めていくことが重要です。
受験生向けのアドバイス

最後に、総合型選抜入試を選択するメリットとデメリットを当塾の見解から解説していきます。
総合型選抜入試のメリット
総合型選抜入試のメリットは、多面的な評価基準により、自分の強みや個性をアピールしやすいことです。
そのため学業以外にこれまで努力してきた人は、積極的に利用するべきです
また「一般受験の勉強が全然うまく進まない」という人も総合型選抜入試を検討する価値があります。
決して楽な受験方式ではありませんが、今の偏差値に関係なく合格できるのが総合型選抜入試です。
総合型選抜入試のデメリット
志望理由書や面接、学科試験など対策が多岐にわたるため、準備に時間がかかることが挙げられます。
加えて総合選抜入試では、あなたのこれまでの人生や考えてきたことが評価されます。
つまり、小手先で1~2カ月対策しても報われないことが多いです
そういった意味で「これまでどれだけ行動してきたか(=過去の行動)」という今から変えられない要素が多い入試と言えます。
総合型選抜を受けるか決める時期

浪人生の場合は、4月末までに決めるのをおすすめしています。
総合型選抜の受験を決めるのが遅くなればなるほど、準備のスケジュールが苦しくなり、合格確率も下がっていきます。
特に総合型選抜では「これまでどんな人生を送ってきたのか?」が評価されるので、話を組み立てるのに時間がかかります
※現役生の場合※
大学によっては「高校の評定平均」が必要なところもあり、一般受験か総合型選抜かで学校との付き合い方も変わってきます
浪人生の場合は高校の評定平均はどうしようもないので、基準を満たしている大学を受けることになります。
「自分に合う入試」を選べる時代に

大学に入る方法は一般受験(テスト)だけでなく、自分に合う方法を選択することができます。
当塾の生徒で多いのは「一般受験に向けて一生懸命勉強をしたけど、全然成績が伸びなかった。もしかしたら自分には総合型選抜の方が合うのではないか」と方針転換するパターンです。
「一般受験では絶対に届かないと思っていた大学に、総合型選抜で合格」というパターンも多いです
この一例として、最後に生徒の合格体験記をご覧ください。
Mくん 総合型選抜体験記
僕は小学生の頃に病気になり、2年間学校に通えませんでした。その影響で同級生に比べていつも勉強が遅れていて、気づいたら浪人していました。浪人時は「自分を変えたい」と近所の塾に入って毎日10時間勉強するも結果が出ず、人生に絶望しました。
絶望の中で塾長の山本さんに相談したところ、「総合型選抜入試(AO入試)」を提案されました。相談する前は、まさか別の入試方式を提案されるとは思ってもいませんでした笑。どうすべきか悩みましたが、山本さんを信じて総合型選抜の受験を決意しました。
結果的に、僕は総合型選抜入試の対策を通じて(人生ではじめて)勉強に感動しました。一般受験の勉強にはなかった「伸びている!」という感覚が明確にあり、勉強が楽しかったです。
総合型選抜直前期、山本さんは出張で忙しい時にも「30分だけ志望理由書を修正しよう」と言ってくれたり、上手く書けず悩んでた時には深夜0時まで指導してくれました。
総合型選抜入試を通じて成長できた今、僕は大学で上位1%の成績を取ることができています。
この体験記を読んで「自分は総合型選抜の方がいいんじゃないか?」と頭によぎった方は、自分なりにも総合型選抜について調べてみてくださいね。
おわりに
この記事では、総合型選抜入試の概要や対策方法、アドバイスなどを解説しました。
総合型選抜入試を検討している受験生は、ぜひこの記事をご参考くださいね。
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