こんにちは、山本です。
今回は勉強がうまくいかない人に多く見られる「リセット癖」についてです。
受験勉強はゲームのようにリセットボタンを押せる訳ではないものの「0からやり直したい」という欲求が湧いてくることがあります。
僕が高校生の時は模試の結果が悪かった時や、過去問を解いて全然ダメだった時に「よし、0からもう一度、基礎からやり直そう」と振出しに戻っていました。
状況としては悪化している(?)のですが、なんとも言えない、リセットの快感があります。
ただ、こんなことをしていた僕はもちろん第一志望に落ちました。いちいち0からやり直していたら、いくら時間があっても足りません。
「リセット癖」について心当たりがある方は、ぜひこの後もご覧ください。
前提:自分の思い通りには進まない
受験勉強は基本的に思い通り進みません。しかし、人生をかけて頑張っている人ほど「次こそはしっかりやろう」と、結果的に「もう一度、最初からやり直します」とリセットしたくなる。
ただ、やり直したところで次うまくいく保証はありません。というか、ほとんどの場合無理だと思います。
実際、一年間ずっと「決意する→失敗する→リセットする→再度決意する」を延々と繰り返している人がいます。
過去の僕がこんな感じだったので、気持ちはよくわかります。なんとなく、汚れのない自分になれた気がして気持ち良い。
しかし、結局は「元に戻っているだけ」です。本来は「自分のどこが良くないのか?」と考えるべきところ、極めて単純な「リセットしよう」という答えを出しているだけ。何度リセットしてもうまくいくわけがない。
真面目な人ほどリセット癖があります。適当にやっている人は、そもそもやり直そうとすら思いません。
勉強する代わりとして「やり直す」
リセットすれば、また1周目のリフレッシュした気分を味わえます。「やり直そう」と頑張っている自覚を得られるかもしれません。
参考書の最初の数ページは、内容もやさしく、サクサク進みます。この感覚が「前に進んでいる」という錯覚を強めます。が、実際には後半の難しいページにたどり着く前に、また別の理由でリセットしたくなります。
たまに「縄文時代にやたら詳しい人」「展開と因数分解、二次関数くらいまでだけ無双する奴」「古文の動詞の活用だけマスターしている人」がいますよね。
彼らはリセットし続けた結果そうなっています。
もちろん、忘れてしまった内容を復習すること自体は必要です。でも、気を抜くと「いろいろ考えるの面倒だし、とりあえずリセットしておけばいいや」と考えるのが人間です。
そもそも、リセットしたところでまた同じところで詰まること間違いありません。
リセットしたくなった時ほど「これは苦労を先延ばししているだけじゃないか」と冷静にならなくてはいけません。
リセットせず、蛇行しながら進んでいく
ということで、基本的に受験勉強で「0からしっかりやり直そう」が報われることはありません。
大事なのはリセットすることではなく、壁にぶつかりながら「蛇行運転」で不格好でも進んでいくことです。これは精神論ではなく、リセット癖がうまくいかないことの反対解釈であり、受験戦略です。
0からやり直す人は、何度リセットしても、「最初の方に詳しくなるだけ」です。その一方で、蛇行しながらでも進んでいく人は好転のきっかけを掴む可能性が高くなります。というか、好転します。
0から、ではなく、止まった場所からやり直す。これだけで他の受験生と必ず差が付きます。他のみんなは、傷つくのが嫌で安全圏でリセットし続けているからです。
第一志望合格者は全体の10%とも言われる厳しい世界ですが、光はあります。応援しています。
